宮沢賢治さんの詩と三陸鉄道@岩手県
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食べ物・風景のイラストならお任せください|竹本晃子(明子)
三陸鉄道株式会社は、岩手県の三陸海岸を縦貫する鉄道路線を運営する、第三セクター方式の鉄道会社です。2013年に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の鉄道会社のモデルになったことでも有名ですね。
2011年に発生した東日本大震災は三陸鉄道にも甚大な被害をもたらしました。運行区間の制限を設けながらの復旧工事のすえ、2014年4月の南リアス線・釜石−吉浜間の営業再開をもって全線での運行が復活しました。お座敷列車やこたつ列車、レストラン列車やビール列車など、工夫を凝らしたさまざまなイベント列車も企画され、さんてつ屋では、さまざまなオリジナルグッズが販売されています。
2024年のカレンダーは、宮沢賢治が描いた「イーハトーブ」=ドリームランドとしての岩手を描くというのがテーマでして、イメージを絵にする難しさはありました。
私が担当したのは、風の又三郎の一節です。
三陸鉄道を入れるというお台なので、真面目に描きすぎてしまったというか、もっと物語の世界に入り込めばよかったかもしれません。
どっどど どどうど どどうど どどう
青いくるみも 吹きとばせ
すっぱいかりんも吹きとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
「風の又三郎」
青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/462_15405.html
この絵は、2024年のギャラリー列車に掲示されました。
三陸鉄道ギャラリー列車に掲載