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南天@岐阜1

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難を転ずる縁起物

南天は、平安時代に中国から鎮咳の生薬として渡り、「難転」~難を転じる~に通じることから縁起ものの木として日本で親しまれてきました。
戦国時代には、武士の鎧びつ(鎧を入れておく箱)に南天の葉を収め、出陣の折りには枝を床に差し勝利を祈りました。正月には水仙と南天を描いた天仙図が縁起物として好まれたようです。
江戸時代になると、南天はますます縁起木として尊ばれ、江戸の百科事典「和漢三才図会」には「南天を庭に植えれば火災を避けられる。とても効き目がある。」という記述があり、南天が火災よけとして植えられるようになり、さらには魔よけとして玄関前にも植えられるようになりました。
岐阜県の郡上は日本有数の南天産地の中でも生産量、質ともに日本一と言われています。「難を転ずる」や「赤字から黒字へ変わる商売繁盛の縁起物」として、丸くかたどった南天玉を飾る習慣があるそうです。


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AKIKO TAKEMOTO
AKIKO TAKEMOTO
スタジオバンブー代表
ヘアデザイナーからイラストレーター&デザイナーに転身。理美容の経歴を活かしたイラストやパッケージデザインを多数手がける。 イラストは、アナログからデジタルまで幅広く対応しています。お気軽にご相談ください。
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